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  • 多田真悠

人を育てる話とLINEの話


3月1日のTBSラジオの「安住紳一郎の日曜天国」のゲストコーナーが歌舞伎の附け打ち職人、山崎徹さんでした。 「安住紳一郎の日曜天国」では、毎回その道の「すごい人」をゲストにお呼びして、お話を聞いています。 附け打ちとは、歌舞伎の演技に合わせて、木の板と棒を打ち鳴らして効果音を演出してくれる職人さんのことです。歌舞伎の題材やホールに合わせて木の板と棒の組み合わせを調整するようなのですが、日曜天国では歌舞伎ではなく、普段附け打ちしない日常(?)生活の一場面で附け打ちをしてもらっていました。 あのゲストコーナーの結論から言うと、附け打ちで一番楽しくてテンションあがる人は、附け打ちで演出してもらっている人(安住さんとアシスタントの中澤さん)ということでしたが、重要なのはそこではなく、山崎さんが最後に仰っていたことです。 附け打ち職人さんは今、数が少なく、一番最年少の方で35歳。なので、若い職人さんを育てたいのだそうです。できれば20代前半の若い方が良いそうで、そして、若い歌舞伎役者さんと一緒に育ってほしいと。 この「若い歌舞伎役者さんと一緒に若い附け打ち職人さんが育ってほしい」という山崎さんの言葉にとても感動しました。 人を育てるってすごく大変なんですよね。時間もかかる。もうある程度育って、スキルのある人をフル回転させて働かせる方が無駄もなく効率もいい。まだ右も左も知らない新人さんは、正直言ってしまえば足手まとい。新人さんを教えている時間というのは、売り上げに繋がりません。でも、一時の売り上げ向上のために、人を育てることを疎かにしてしまうと、いずれ自分の首が締まる日が来るのです。 不景気で、今の仕事をできるだけ少ない人数で回して売り上げを出すことに腐心して、未来のことを考える余裕がないということはとても残念なことです。(でも生活が懸かっているので、売り上げを出さねば!という必死さも理解できるのですが) ちょっと苦しくても、いつかくる未来のために若い人を育てようという気持ちと余裕が持てる会社、社会であってほしいなと、山崎さんの新人さん募集の言葉を聞いて思いました。 閑話休題 今日はLINEの話。 スマートフォンやiPhoneで利用できる無料の通話、通信アプリです。勿論、こうした無料の通信、通話アプリはViberなど、他にもありますが、現在LINEの利用者が群を抜いて多いので、LINEに焦点を当ててみようと思います。 LINEは1対1での通話、通信はもとより、グループ機能などもあり、複数の人と同時に文字のやり取りなどもできます。 ツイッターのようにタイムラインで投稿ができたり、他人の投稿を見ることも可能です。ゲームもできますね。 楽しく、便利な機能が多いのですが、このアプリがきっかけで、トラブルに巻き揉まれるケースの報道などもあります。 こう書くとさもLINEが悪いのかのように聞こえますが、LINEというアプリ自体に善悪の判断はありません。 システムはあくまで開発者の開発した仕様に従って挙動します。よほどのバグ(不具合)がないかぎり、定められた仕様から外れた挙動はしませんが、人間のように気を聞かせて例外措置をとってくれたりということもありません。 良くも悪くもアプリケーションは人間が定めたとおりにしか動きません。融通は利きません。 LIENのシステムはただただ毎日粛々と仕様通りに挙動し、サーバが受け取ったメッセージを、指定された相手に送信してやるだけです。例えその内容が、 「お醤油、買うの忘れちゃった! パパ、帰りに買ってきて!」でも、 「明日のデートの待ち合わせは10時に渋谷のハチ公前でいい?」でも、 「風邪ひいて学校休んでたけど大丈夫? 明日、来られそうなら、体育で縄跳びするから忘れないようにね!」でも、 「お前、昨日のこと担任にチクったら、クラス中でお前のことを無視するからな!」で、あったとしてもです。 システム自体はメッセージを構成する要素である0と1しか理解できません。メッセージの内容なんてシステムは気にしていない。 しかし人間だったら最後のメッセージに危機感を覚えることでしょう。人間がこれらのメッセージを送る役割をしていたとしたら、恐らく最後のメッセージはすぐに相手に送信せず、何がしかの措置を取ろうとすると思います。とりあえず、このメッセージの送信者の身元を確認して、通っている学校に連絡かしら? でも機械はこうした例外措置はとれません。でもそのことをシステムに責める人はいないと思います。 機械やアプリケーションも(バクも含めて)完璧な存在ではないので、手の届かない部分は人がフォローしてやるしかない。システム開発者たちの言葉を借りていえば、「運用でカバーしてください」ということになります。 じゃあ、最後のメッセージに気が付いて、受信者の子供に被害が出る前に相応の措置を取るにはどうしたらいいでしょうか。 以下の3点に注意を払うべきだと思います。 ①中高生などの若い方のメッセージのやり取りには、大人の目を通すようにする。 ②不必要な人間と子供にLINE越しでの接点を持たせない。 ③本人が扱いきれないシステムや機械は持たせない。 どれも対策はそこまで難しくありません。少しLINEの仕様を知って、対策を打つだけです。 ①については、中高生などの若い方の通信記録を保護者の方が確認するなど、子供たちが誰といつどんな内容のやり取りをしているのか、把握しておくようにしてください。子供たちのやり取りを大人が放置しないと言うことです。 子供たちがどんなメッセージを誰に送りあっているのか知らないことには対策のしようもありません。LINEのシステム自体は送受信されるメッセージの機微を判断できません。こればかりは人間しか判断の利かないことですので、必ず子供たちのやり取りするメッセージには、人間の眼を入れてください。 音声での通話記録は残りませんが、文字でのやり取りには必ず記録が残ります。上から下へ読んでいくだけなので、メッセージの確認は難しくありません。 ②以下の方法で、不必要な人間と子供たちの接点をシステム的に持たせないようにしましょう。 ★LINEの「設定」→「基本設定」欄の「友だち」→「友だちへ自動追加」「友だちへの追加を許可」をオフ ★LINEの「設定」→「基本設定」欄の「タイムライン」→「新しい友だちに自動公開」をオフ 

★「公開範囲設定」でタイムラインを見られたくない人は「非公開」に設定しておく。 「友だちへ自動追加」「友だちへの追加を許可」の設定がONだと思わぬ人にまでLINEのアカウントが通知される可能性があります。これ自体はLINEの仕様なので、特定の人以外とLINEで友達になりたくない場合は、必ずこの設定をOFFにしてください。 LINEにはツイッターのようなタイムラインで、メッセージの投稿もできます。タイムラインの投稿にコメントを付けてメッセージのやり取りも可能なため、タイムラインを見せたくない人、見せる必要のない人は「非公開」に設定しておいてください。 余談ですが、相手の権限(今回の場合は親密さ)に合わせて、公開する情報を制限、コントロールすると言うのは、システムの設計に置いても基本です。 ③もうこれはそのままですね。自衛策のためのシステムの操作はもとより、トラブル対応ができない、トラブル予測ができないと言うことも含めて、扱いきれない物を子供に渡してはいけません。子供との連絡を取る手段としてスマフォ以外にもキッズケータイやガラケーと言った選択肢もあります。子供の性格や環境に応じた機器の選択をしてほしいと思います。 スマートフォンやLINEなどのアプリケーションに全く触れずに人生を全うすることは、今の世の中ではほぼ不可能です。社会人になってから、いきなり様々な情報が流れ込んでくる機械やシステムをトラブルなく使いこなせと言われても現実問題できません。そのため、LINEなどでのトラブルが怖いから全く使わせない!という極論的な対策は良くないと思います。子供たちの年齢や環境にもよりますが、どこかの段階で危なっかしいと思いながらも、子供たちにこうしたアプリや機器に触れさせ、その扱い方を少しずつ慣れさせる、経験させる必要があると思います。 まずは親御さんの監視下の元、操作。スマフォが使えるのは○○時から○○時まで。LINEでやり取りした内容は親が確認。 ↓ 親御さんの監視は不要。スマフォが使えるのは○○時から○○時まで。LINEでのやり取りした内容は、本人より自己申告で定期的に報告。 ↓ 親御さんの監視は不要。スマフォの操作時間は本人の自己管理に委ねる。問題があれば随時報告。 上記のように段階を踏んで、機器やシステムに慣れ、トラブル対応、予測の力をつけていけたら理想的かなと思います。 ですが、これらの段階を踏むためには、監視を行う保護者の方のLINEなどのシステム、スマートフォンの操作にある程度慣れている必要があります。 「親が機械の扱いやアプリの操作に不得手で、スマートフォンで子供たちが何をしているのかわからない」 この状態にだけはなってほしくないと思います。悪いことを考える大人というのは、保護者の管理の甘い子供を見つけるのが本当に上手です。「あ、この子の後ろには保護者がいるな。この子は何かあればすぐに親に報告するな」と思わせることがトラブル予防策の要です。 スマートフォンやアプリの操作などでわからないこと、困っていることがあれば是非、PC家庭教師Sakuraにご相談ください。

#ラジオ #itニュース #雑記

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